受験料0円の大学ってあるの?

大学入試における受験料って1校あたりどのくらいかご存じでしょうか?
もちろん大学によって異なりますが、金額の目安として私立大の場合は一般選抜で35,000円・共通テスト利用入試で10,000~20,000円、国公立大の個別試験では17,000円程度と言われています。
※医学・歯学系統だと40,000~60,000円かかることもあります。
※ちなみに、大学入学共通テスト自体の受験料は3教科以上18,000円・2教科以下12,000円となります(成績通知を希望する場合は+800円)。
例えば、いくつかの大学を見てみますと
■慶應義塾大学
・一般選抜
→35,000円
※医学部のみ60,000円
■中央大学
・学部個別選抜(一般方式・英語外部試験利用方式・大学入学共通テスト併用方式)/ 6学部共通選抜
→35,000円
※2出願目から1出願につき15,000円。
・大学入学共通テスト利用選抜[単独方式]
→15,000円
■武蔵大学
・一般方式入試(全学部統一型・全学部統一グローバル型・個別学部併願型)
→35,000円
※2学部以上を出願する場合、2学部目以降の検定料は1学部につき10,000円
・大学入学共通テスト方式
→10,000円
※一般方式と同時に出願する場合に限り、1学科・専攻につき5,000円
■駒澤大学
・全学統一日程選抜
→35,000円
※2学科目以降は17,000円(最大3学科の併願が可能)。
・T方式/S方式
→35,000円
※2学科目以降は30,000円
・大学入学共通テスト
→1学科でも2学科でも18,000円
※3学科目以降は9,000円。
といったように大学や選抜方式により受験料は異なり、大学側も志願者獲得のために選抜方式を組み合わせることで割引制度を適用するなどしています。

しかし、近年受験料を無料にする大学が出てきているんです。
首都圏では昨年から千葉工業大学が大学入学共通テスト利用入試の検定料免除を開始し、今年6月に麗澤大学で首都圏文系大学初の入学検定料一部無料化が発表されました。
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いずれも新型コロナウイルスの流行による景気への影響を受け、受験生支援を目的とした対応とのことです。
受験料がかからないのは嬉しいところですが、一方で注意すべき点としては志願者の大幅増加に繋がらないかが懸念されます。
もしかすると、今後もこのような発表をする大学が出てくるかもしれませんね。
特に新入試(2021年度入試)の変わり目で、選抜方式や試験科目に大きな変更点を加える大学も出てきています。

大学入試に関して気になることは、スクールマネージャーに確認するようにしましょう!
