共通テストの各教科受験者状況

 

受験生メンバーにとって、約1か月後に迫った大学入学共通テスト。

 

高2生以下メンバーの中には、選択科目で悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は昨年度の共通テスト結果をもとに、各教科の受験者状況を見ていきましょう。

 

令和4年度大学入学共通テストでは、志願者数512,581人うち474,051人(92.5%)が実際に受験をしました。

 

受験者数は、センター試験最終年の2020年度と比較すると、1割減となっています。

 

前年に大きくダウンした数学の平均点が大幅にアップしたことなどから、総合平均点が文系・理系共にアップしたことは周知の事実かと思いますが、各科目の受験者状況についてはどうでしょう。

 

私立大で多い『3科目受験者』が全体のどれくらいかと言うと、97,537人と意外に少なく20.6%なんです。

※『2科目受験者』は13,755人でわずか2.9%です。

 

国公立大志望で多い『7科目受験者』も同様に見てみると、こちらは269,454人で比率として56.8%でした。

 

共通テスト受験者の半数以上が7科目受験をしているようですね。

 

次に教科ごとも見てみましょう。

 

 

各教科の受験者数TOP3

■地理歴史

1位 地理B   139,830人(38.6%)

2位 日本史B  137,817人(38.1%)

3位 世界史B   78,651人(21.7%)

 

地理が日本史よりも受験者が多いことに驚かれる方もいるのではないでしょうか。

 

また、世界史Bの受験者数は日本史Bより約5.9万人少ない結果となりました。

 

■公民

1位 現代社会      65,129人(37.0%)

2位 倫理、政治・経済  45,875人(26.1%)

3位 政治・経済     44,965人(25.6%)

 

■地理歴史・公民から2科目

1位 日本史B×現代社会     22,962人(17.6%)

2位 日本史B×政治・経済    15,374人(11.8%)

3位 日本史B×倫理、政治・経済 15,324人(11.7%)

 

■理科①

1位 化学基礎×生物基礎 79,258人(57.0%)

2位 生物基礎×地学基礎 38,507人(27.7%)

3位 物理基礎×化学基礎 13,689人( 9.8%)

 

化学基礎と生物基礎の組み合わせが圧倒的に多い結果となりました。

 

■理科②

1位 化学    183,595人(47.1%)

2位 物理    146,023人(37.5%)

3位 生物     58,290人(15.0%)

 

■理科②から2科目

1位 物理×化学 129,247人(74.6%)

2位 化学×生物  41,965人(24.2%)

3位 物理×生物  829人( 0.5%)

 

以上、この結果を見てどのように感じましたか?

 

特に高2生以下メンバーで、新しい発見や気付きがあった方もいるのではないでしょうか?

 

 

選択科目や受験科目についての疑問点・不明点はスクールマネージャーに気軽に相談しましょう!