2025年度 国公立大学志願状況

いよいよ来週、国公立大学の前期試験が始まります。
一般選抜の志願者数は2月5日時点で386,930人と前年比99.2%となりました。
志願者倍率は、昨年より減少し3.9倍でした。
新課程入試の初年度として共通テストの内容に変更があった為、中には志望を下げ科目負担の小さい私立大に出願を絞る動きが
あった可能性もあります。
【人文・社会系】全体では前年比100.8%と前年並みとなりました。
ただし、分野別にみると「法・政治系」の分野で増加が目立ちました。
大学別には、横浜国立大学-経済(前年3.8倍→5.3倍:137%up)、岐阜大学-社会システム経営(前年9.8倍→3.1倍:31%down)
大分大学-教育(前年3.5倍→1.7倍:49%down)など、前年からの大幅な変動が見られた。
【理工系】全体では前年比99.5%と前年並みとなりました。
分野別にみると「理学系」の分野で増加が目立ちました。
大学別には、富山大学-理(前年1.4倍→3.1倍:210%up)、金沢大学-理系一括(前年2.4倍→4.0倍:129%up)と
志願者を増加させている大学が多い印象です。
【医・歯・薬系】では、「医」が前年比97.1%と減少した一方、「歯」は前年比105.8%と増加となりました。
大学別には、新潟大学-歯(前年3.7倍→5.8倍:156%up)、岡山大学-薬(前年2.8倍→4.0倍:142%up)
山口大学-共同獣医(前年3.2倍→6.0倍:185%up)、長崎大学-医(前年7.7倍→5.9倍:75%down)
医学部医学科では出願者数を前年比で減らしている大学が多い一方、医学科以外の歯学・薬学・獣医学では
前年比より出願者数を増加させている大学が多い。

他に高倍率の大学をみると、前期日程では
山陽小野田市山口東京理科大学(薬)21.3倍、東京芸術大学(美術)12.8倍、鹿児島大学(共同獣医)9.9倍
釧路公立大学(経済)9.1倍、岩手大学(獣医)7.2倍などが並ぶ。
「芸術系学部」や「獣医学部」では、毎年高倍率となっている為、早期からの対策が必須です。
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