難関大付属校の内部進学率

 

今回のテーマは私立難関大である早慶・MARCH・関関同立の内部進学率についてです。

 

近年、大学入試改革の先行きが不透明であることや大学の入学定員の厳格化から、中学受験・高校受験において付属校の人気が高まりを見せています。

 

リーマンショックや東日本大震災など、これまでは景気が低迷すると中学入試の受験者が減少するという傾向がありました。

 

また、大学も付属校の改革に力を入れようとする動きが出てきており、例えば

 

・男子校/女子校から共学へ変えたり、

・新しい校舎の建築やキャンパス移転をしたり、

・付属校の合格を確保した状態で他大学を受験出来るようにしたり

・付属校を新たに新設したり

 

するなど、大学によってここ数年で大きな変更があったところも少なくありません。

 

そこで、今回は難関私大の付属校の内部進学率がいったいどのくらいなのかという点について見ていきましょう。

 

 

早稲田大学高等学院     100%

早稲田大学本庄高等学院   100%

~ 100% ~

慶應義塾湘南藤沢      99.6%

慶應義塾          99.2%

慶應義塾志木        98.8%

慶應義塾女子        98.1%

早稲田実業学校       97.0%

関西学院          94.6%

立教池袋          94.1%

同志社香里         93.8%

啓明学院          93.6%

中央大学杉並        93.5%

明治大学付属明治      93.4%

法政大学第二        93.1%

中央大学          92.4%

法政大学          90.9%

明治大学付属中野八王子   90.8%

関西大学第一        90.6%

~ 90% ~

中央大学附属        88.1%

同志社           87.4%

立命館守山         87.1%

青山学院          84.5%

立教新座          83.9%

同志社国際         83.5%

同志社女子         82.3%

明治大学付属中野      81.6%

立命館宇治         81.4%

法政大学国際        81.3%

~ 80% ~

中央大学附属横浜      77.6%

関西大学          73.0%

~ 70% ~

立命館           67.3%

関西大学北陽        65.1%

立教女学院         64.6%

香蘭女学校         61.4%

~ 60% ~

関西学院千里国際      54.3%

早稲田           53.2%

~ 50% ~

青山学院横浜英和      33.3%

 

補足)青山学院横浜英和中学高等学校は、

2014年 青山学院大学と横浜英和女学院中学高等学校が系属校関係を締結。

2016年 青山学院横浜英和中学高等学校と校名変更。

2018年 中学1年生から男女共学化。

となり、系列への青山学院大学には2021年に53名が合格しています。

 

上記の高校の他にも、

[大阪] 早稲田摂陵 (7.2%)

[佐賀] 早稲田佐賀 (47.9%)

[福岡] 上智福岡 (21.2%)

[北海道] 立命館慶祥 (43.6%)

など、数値を見ると大学から距離が大きく離れている高校は内部進学率も低いところが多いと言えます。

 

 

また、入学者割合で内部進学の比率が高いのは慶應義塾大学で24.7%、実に入学者の4人に1人が内部進学者という結果でした。

※内部進学の比率が低かったのは青山学院大学で8.9%と10%を切っていました。