芸術系大学の卒業後について

美大・芸大生の卒業後の仕事について、どんなイメージをお持ちでしょうか。
もしかしたら中には、美大・芸大の卒業しても「将来生活していけないのでは?」ではと不安に思っている人もいるかもしれません。
今回の記事では、美大や芸大生が活躍しやすい就職先の進路や、就活で活かせる強みについて見ていきましょう。
<美大・芸大生の強み>
■クリエイティビティ
今後変化が激しい時代において、ますます「創造性のある」人材が力を求められるようになります。
美大や芸大のような、芸術系学部で学んできた学生であれば、この創造性やクリエイティビティを持ち合わせている事が多いです。
例えば、デザイン学科などであれば「未来のキッチンについて構想を練る」といった課題が出るケースがあります。
このようなクリエイティブを必要とする学びを経験を通して、現代の企業に必要な創造力を養うことができます。
■主体性&実行力
芸術系の大学の授業では、作品を鑑賞する側の需要や、作品を通して何を訴えたいのかを分析したり、厳しい審査の中で人々に訴求する技術を学びます。
制作物を成功に導くために、マニュアル通りの基礎体系だけでなく、自分の力で課題を見つけていき、解決方法を見出す「デザイン思考」を軸としている方が多いです。

■企画力
例えば、自動車メーカーや電子機器メーカー等の企画・デザイン部署といった所には、多くの美大、芸大出身者が進路として選んでいます。
企業としても、企画力が弱いと新製品やサービスを作り出す際に独自性が出せない為、独自の芸術的な感性を磨いてきた美大、芸大出身の学生たちに注目しています。
<美大・芸大生の進路先>
❒広告業界
美大、芸大のデザイン系学部の就職先に人気なのが、広告業界です。
広告代理店は、クライアントからの依頼で、広告の企画から制作まで手掛ます。
クライアント、各種メディア媒体、外部の下請け企業と協力して広告を作っていく為、企画力や創造性、デザイン技術、論理的思考、調整力といった能力が必要になります。
❒出版業界
美大、芸大生の就職先候補として、出版業界を目指す人も多いです。
出版業界では、書籍や雑誌といった各出版物において、企画、編集、発行まで一通りの業務を行います。
特に美大、芸大生は、編集者やデザイナーとして就職する傾向にあります。
❒デザイン業界
美大、芸大生の就職先として、デザイン業界は最も活躍しやすい業界とも言えるのではないでしょうか。
デザイナーはその名の通り、製本やポスター、雑誌書籍類の表紙やレイアウトなどデザインをメインとする仕事です。
デザイナーは、活動するフィールドが幅広く、どの専門分野にいくかで知識やセンスは異なっていきます。
若い女性向けの製品のデザインなら、女性ウケする外見や好まれる形状をデザインを考え、制作にあたってのコスト管理も行う必要があります。

「将来は芸術系の大学に進学したいけど悩んでいる!」という方は、スクールマネージャーに相談してみましょう!
