未来の選択肢を広げる? 学歴と就職のリアルデータを見てみよう
皆さんは将来、どのようなお仕事に就きたいでしょうか?
昔と違って今は学歴は関係ないよ、なんて話もありますが、それは本当でしょうか。
今回は、皆さんがこれから進む進路と、その先の就職について、興味深いデータを公開されているサイトがありますので、一緒にみて考えてみましょう。
リアルタイムでデータが増え続けているサイトですので、今の生々しい就活事情がわかります。
下の表は、いくつかの会社の書類選考に通過した方の大学の割合を示しています。
「S」「A」「B」「C」「D」は、大学の偏差値帯を表しており、一般的にSが最も高く、A、B、C、Dとそれに続くイメージです(具体的な大学名はここでは考慮しません)。
平均年収 S A B C D その他 国内小売W社 500万円 1% 7% 22% 18% 17% 35% 国内総合商社X社 1900万円 35% 45% 14% 3% 1% 2% 外資系金融Y社 2700万円 66% 28% 3% 0% 0% 3% 外資系IT・通信Z社 1500万円 26% 27% 17% 13% 8% 10% 引用:https://syukatsu-kaigi.jp/ ※平均年収を除く
いかがでしょうか? 何か気付いた点はありますか?
少し考えてみましょう。
平均年収の高い会社ほど、SやAの割合が高い傾向がありますね。
例えば、国内総合商社X社や外資系金融Y社を見てみると、SランクやAランクの方が多く通過されています。
Z社とY社はS、A、Bがほとんどを占めますので、偏差値の高い大学に通っていないと書類選考の時点で落とされてしまう可能性が高いことがわかります。
一方、必ずしも高年収の会社が、高偏差値の大学出身の方ばかりというわけではありません。
外資系IT・通信Z社は好待遇で知られる世界に名だたる有名企業ですが、CやDの方もしっかり通過されています。
ただし、SやAの割合が高いことも事実です。大学名による選別はなくとも、採用と学力との相関はありそうです。
このデータから、必ずしも「良い大学に入れば、必ず高収入の会社に入れる」とは限りませんが、
現在でも、難関とされる大学の卒業生は、平均年収の高い企業に入社する割合が高い傾向にある、と言えそうです。
もちろん、これはあくまで一部のデータであり、学歴だけが就職の全てを決めるわけではありません。
それは国内総合商社X社にDの方が1%いることからもわかります。
皆さんの個性や能力、努力、そしてどのようなお仕事がしたいかという気持ちが非常に大切です。
しかしながら、このデータは、進路選択の一つとして、大学進学が将来の選択肢を広げる可能性を持っていることを示唆しています。
将来、たくさん稼ぎたいと考えているのであれば、今、勉学に励むことは非常に大切です。
もちろん、お金が全てではありませんが、もし将来、自身の好きなことにお金を使ったり、
ご家族や大切な方を支えたり、様々な経験をしたいと考えているのなら、勉学はその実現のための大きな力となります。
高い学歴は、より多くの選択肢を与えてくれることが多くあります。
先ほどご覧いただいたデータでも、平均年収の高い会社には、難関大学を卒業された方が多い傾向が見られました。
これは、勉学に励むことで、将来、より良い条件の仕事に就ける可能性が高まることを示唆しています。
もちろん、勉学だけが成功への唯一の道ではありません。
しかし、基礎となる知識や考える力、問題を解決する力は、どのような仕事をする上でも役立ち、それは日々の学習を通して身につけることができます。
今、努力することは、時に大変に感じられるかもしれませんが、その努力は将来の皆さんの可能性を大きく広げてくれるはずです。
「将来、より自由に、より豊かに過ごしたい!」そう思うのでしたら、ぜひ、今の勉学を大切にしてください。
