今回のテーマは2025年度入試の変更点についてです。

 

新たな選抜方式の導入や試験科目の変更など、各大学で毎年様々な発表がなされています。

 

では、現時点で首都圏の主要大学ではどのような変更が挙げられているのか、主なものを確認してみましょう。

 

 

[国公立大]

❒宇都宮大学

農学部生物資源科学科、応用生命化学科、森林科学科の個別試験（前期）で英語を追加

同農業環境工学科の個別試験（前期）が数学・英語から１科目→数学・英語必須に変更。

同農業経営学科の個別試験（前期）が数学・英語から１科目→英語必須＋数学・小論文から１科目に変更。

 

❒埼玉大学

経済学部国際プログラム枠の個別試験（前期）が小論文→英語に変更。

理学部物理学科の個別試験（前期）の総合問題を除外、共通テストのみで合否を判定。

 

❒電気通信大学

情報理工学域の個別試験（前期）の選択科目に情報を追加

 

❒東京学芸大学

教育学部学校教員養成課程初等教育専攻幼児教育コース（前期）で実技を除外。

 

❒東京工業大学

総合型・学校選抜型選抜で女子枠を拡大。それに伴う募集人員の変更あり。

 

❒一橋大学

全学部の個別試験（前期）の外国語から聞き取り・書き取り試験を除外。

 

❒横浜国立大学

理工学部化学・生命系学科（前期・後期）で教育プログラム別募集（化学EP・化学応用EP・バイオEP）を学科一括募集に統合。

都市科学部環境リスク共生学科の個別試験（前期）から理科を除外。

 

❒東京都立大学

法学部、経済経営学部、理学部（化学科・生命科学科）、都市環境学部、システムデザイン学部（電気電子工学科以外）の個別試験（前期）に英語を追加。

都市環境学部（地理環境学科・都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科）、システムデザイン学部（情報科学科・航空宇宙システム工学科・インダストリアルアート学科）、健康福祉学部の個別試験（前期）に「英語外部検定の成績と共テ外国語のどちらか高得点を利用」を追加。

 

❒神奈川県立保健福祉大学

保健福祉学部リハビリテーション学科の個別試験（前期）に総合問題を追加。

 

 

[私立大]

❒青山学院大学

文学部英米文学科の個別試験で英語外部検定利用のD方式を新規実施、B方式の総合問題にリスニングを含む、共テ利用に4科目型を追加。

国際政治経済学部の個別学部日程で、国際経済学科は英語外部検定利用のB方式を新規実施、国際コミュニケーション学科はB方式を「共テ併用→英語外部検定利用」に変更。

教育人間科学部の共テ利用で、教育学科は5科目型を追加、心理学科は3科目→5科目に科目増。

 

❒学習院大学

理学部化学科で一般選抜プラス試験を新規実施。

 

❒慶應義塾大学

文学部の一般選抜の外国語で英語外部検定が利用可（英検CSEスコア2500以上、得点換算）に。

経済学部で一般選抜の募集枠を縮小（A方式420人→400人、B方式210人→220人）、学校推薦型（指定校制）の導入のため。

法学部で「論述力試験→小論文」に変更、歴史の配点を100点→150点に変更。

環境情報学部・薬学部で数学の出題範囲にⅢCを追加。

 

❒芝浦工業大学

全学部の一般前期・全学統一日程を、A方式（3教科）、B方式（2教科、英語資格・検定方式を改変）に分割し、英語の独自試験を廃止。

 

❒早稲田大学

商学部の一般選抜で英語4技能テスト利用型（募集人員30人）を廃止し、地歴・公民型の募集人員増（355人→390人）。

社会科学部の一般選抜を独自試験（3教科）から共テ併用（共テ＝国語・外国語必須の3科目／個別＝英語必須＋総合問題・数学から1）に変更、募集人員減（450人→370人）、選択科目により総合問題型（270人）・数学型（100人）の2方式に分割。

社会科学部共テ利用入試の募集人員減（50人→30人）。

文学部の募集人員を変更、一般選抜を340人→260人に削減、英語4技能テスト利用方式を50人→85人に増加。

文化構想学部の募集人員を変更、一般選抜を370→330人に削減、英語4技能テスト利用方式を70人→110人に増加。

基幹理工学部の募集単位を3系統→4系統に再編、学系3（情報系）を新設。

人間科学部の一般選抜（文系・理系方式）を、独自試験から共テ併用に変更、募集人員は「国英型220人・数英型120人」で、国英型は「共テ＝国語必須の2科目／個別＝国語・英語」、数英型は「共テ＝数学2科目必須の3科目／個別＝数学・英語」に。

スポーツ科学部の一般選抜（共テ併用）で「小論文→総合問題」に変更、共テ利用入試の募集人員を「共テのみ方式50人→20人、共テ＋競技歴方式50人→75人」に変更。

薬学部で男女別の募集から男女合同での募集へ変更。

生命科学部のT方式で数学が選択から必須へ変更。

 

 

などがあります。

早稲田大学では、7学部で一般選抜の変更が行われます。

 今後も各大学でこうした入試変更点の発表があるので、しっかりと受験予定大学のHP・パンフレットを確認する必要がありますね。

 

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