全国初!atama+を利用した選抜方式

 

今回のテーマは、人工知能を使った学習システム「atama+(アタマプラス)」を利用した立命館大学の新たな入試についてです。

 

立命館大学といえば、関関同立と呼ばれる大学グループに属している非常に人気の高い大学ですね。

 

みなさんの中にも、受験校の一つとして考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そして学校法人立命館とatama plus株式会社は、2020年に「新しい高大接続と入試の在り方を考える共同研究会」を設立しました。

 

そんな立命館大が、2023年度入試からatama+を活用した新しい総合型選抜を導入することを発表しました。

 

実施学部は経済学部(経済専攻)・スポーツ健康科学部・食マネジメント学部の3学部となっています。

 

全国でも初めての取り組みとなる選抜ですが、このatama+はディアロのAIトレーニングコースでも使用されている学習システムです。

 

 

みなさんはこれまでの勉強の中で「何が分からないのか、分からない」という経験をしたことはありませんか?

 

atama+では、内容の理解が不十分な単元、つまり「つまずき」をAIが正確に特定してくれます。

 

この「つまずき」を解消することで、「わからない」が「わかる」ようになり、これを繰り返していくことで着実に成績を伸ばすことが可能になるんです。

 

では、このatama+という学習システムをどのように大学入試に取り入れるのか、疑問に思いますよね。

立命館大学がこの新入試を導入した背景には、近年のAIの発展・教育課程の多様化にあります。

 

このような社会の変化の中で、立命館大学は「高校レベルで学習する科目の総合的な基礎学力は前提としつつ、大学での学びで特に重要な基礎学力は科目レベル(例:数学I、数学A等)ではなく、単元レベル(例:二次関数、確率等)で、学部学科ごとに異なること」に注目しました。

 

この「重要な単元の学力」を確認しつつ受験生に向けて発信する方法を模索していたところ、atama+を導入することで受験生ごとの学習歴にかかわらず各単元を修得することができ、大学側もその修得有無を確認することが可能となりました。

 

またatama+を活用することで、高校までの学習が大学入学後の学びにどのように繋がっていくか具体的なイメージが持てるようになるため、大学側だけでなく受験生にとっても興味深い選抜方式になっています。

 

興味を持った人は6月下旬に公開される立命館大学の入学試験要項を確認してみましょう!